REVIEW

白井レポート その2


MI-TS808-A(OverDrive)とMI-TS9-A(Distortion)


皆さん、こんばんは。白井良明(from Moonriders)です。
前回は春のツアーで2種類のTube Sceamer MI-TS808-AMI-TS9-Aを試させてもらいました。
あれ以来、MI-TS9-A を凄く気にいってしまい、もはや僕の超定番に成ってしまいました。ウシシシ。
抜けのいい図太い音。これは僕の理想です。

一般にTube Sceamerはスティーヴィーレイボーンも使用しているようにシングルコイルピックアップに適している、といわれています。僕のギターは59年のレスポール、またはそのヒストリックなので、当然ピックアップはパフ系(ハムバッカー)なのですが、普通のレスポールのイメージと違って音色はとてもブライトで軽快、ヘビーなサウンドではないんです。その特性がMI-TS9-Aとの適合性と独自性をもたらしているのではないか?と、ふと思いました。

さて、今回はMB-SD1-A(OverDrive)とMB-DS1-A(Distortion)を試す番です。
7/15に新宿ピットイン、8/9に行われたYMOとのイヴェント、Wolrd Happinessの本番またはそのリハーサルで試しました。
環境は前回と同じで、
使用楽器:Gibson Les Paul Standard Historic
     Gibson Les Paul Goldtop P90 Reissue
     61年SG Custom Standard
なぜかギブソンばっかりです。(笑)
使用Ampは今回は Matcless HC-30 - 30W ES-412D (4×12") という割と若い人向けアンプ。
ケーブルは全部ベルデンを使用。
アンプは今回は完全にクリーンにして、MI-TS9-Aでクランチに、MB-DS1-AMB-SD1-Aでソロ用のリードサウンド、という構成にしました。
まず、僕のハートを射止めたのはMB-SD1-A(オーヴァードライヴ)。とにかくTS9のみを通した音質とMB-SD1-Aonした時の音質・バランスが全然変わらずにドライヴしてゆくのだ。これは驚き!!人生で初めての経験である。
今までは大概低音が減ったり、中音以上のカーブが変化したりしたのですが、それが全然感じられない。まさに待ちに待った超自然体オーヴァードライヴ、理想郷である。
よって音はとてもハンサム、美しく邪魔にならない感じ。
さて、次はMB-DS1-Aだ。こちらはギンギンと切り刻まれる様なノコギリサウンドだ。一般にディストーションというと僕はギザギザ系と捉えているが、このMB-DS1-Aはギザギザな中に滑らかさもある。低音系が減った感じがしない。
よってジリジリと野蛮な感じを感じながら気持ちいいのが MB-DS1-Aかな?
メタルやサイケ系にはいいのではないかと思う。

いずれにせよ、今回の二つのエフェクタはどちらも超個性派と言えよう。
スーパーナチュラルにDriveしてゆくものと、ギザギザなんだけど膨よかなディストーションと、用途、欲望によって使い分けられるのが楽しそうである。ソロ時用としてはバラエティに飛んでて楽しかった。
今回のテストを映画に例えるなら、「美女MB-SD1-A(オーヴァードライヴ)と野獣MB-DS1-A(ディストーション)」だな(笑)

ムーンライダーズもアルバム9/16に出ましたのでよろしくお願いいたします。MB-SD1-A(OverDrive)とMB-DS1-A(Distortion)も大活躍してます。
ではでは・・・

09.秋 白井良明

白井良明さんのプロフィール

(公式ブログより)

ミュージシャン、ギタープレイヤー、音楽プロデューサー。
1954年2月27日生まれ、立教大学卒業。
趣味は葡萄、夜の街の徘徊。
特技は企画、舌の曲芸。
ムーンライダーズのギタリスト。
映画「20世紀少年」「オペレッタ狸御殿」「リンダリンダリンダ」等の音楽を担当。
イナズマ戦隊、沢田研二のサウンドプロデューサーも担当。
2006年4月から「魔弾戦記リュウケンドー」に俳優として準レギュラー出演。
公式サイト「トンピクレンフューチャリズモ」

■公式WEBサイト → トンピクレンフューチャリズモ
■公式ブログ → メルシボク〜嬉しボク〜歩く僕〜